SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1

久しぶりにタムキューを使った。

画像をストックするフォルダーの日付を見ていたらなんと8ヶ月ぶりに使うことになるようだ ^^;)。3月末の初春に使った限りとはちょっと出番なさすぎの感があるなあ(笑)。まあ一時期このレンズの兄貴分である180mmマクロを使っていたこともあったせいで出番も少なかったのかと思う。

このレンズD700で使っているととてもいい色で定評のあるボケと合わせ独特の世界を見せてくれる、今どきのカリカリっとした画ではないが柔らかいボケとキリッと芯のあるピント面で低画素のD700とは相性が非常に良いと感じている。

こうした写真もα7IIIなどでは高い解像感で見せてくれるが、D700は精細感というより豊かな階調で陰影を描写してくれる。

きょうは久々の登場のレンズのため「この一枚」とはいかない。

まずはこのレンズらしい柔らかいボケ…

木瓜の花にとまるハナアブだが、すぐ後ろの花からすぐに輪郭から消えゆるようにボケてくれるがハナアブを中心にピント面はとてもクリアだ。

そしてマクロ的に最短ちょい手前くらいに寄った畑の脇のバラの一枚…

半逆光気味に撮ったものだがコントラストが強く白飛びしないよう-1EVの露出補正で撮影。シャドー部がとても気持ち良い。

いつものバラのお宅でも自分の体で影を作って撮ると…

これまたいい色と全体のトーンが気持ち良い。

そしてやっと撫でさせてくれるまで近づけるようになった氷川神社のにゃんこもマクロならではの一枚になった…

開放での撮影でとても被写界深度が浅いので目の縁にピントがいったりと10枚ほど撮っていたらこのにゃんこがD700の爆裂シャッター音の連続で驚いたのか逃げ出した(笑)。

最後はキラリ☆ふじみの池のまわりに咲く芙蓉、もう結実して種を放出する寸前で白い綿毛の輝きが美しかった。

このところ何度かD700を持ち出す機会があったのだが、昔から少し明るく写る傾向があり-0.3EVを基準に露出を決めているがなぜか想定した程度以上の明るさとなることが多かった。少し露出が暴れだした感がある…ちょっと心配だ。

<撮影機材>

カメラ : Nikon D700

レンズ : SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1(272EN II)

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記事&画像の整理をしました…

前回のブログで記したとおりこのWordpressではカメラ・写真中心のものにしていくという路線を決めましたので、引っ越しをした「gooブログ(旧GAZOO)」と重複する記事及び画像を本日すべて削除しました。

ちょっと寂しいページ数になってしまいましたが、Wordpressの無料サービスを受けるファイル容量制限<3GB>を越えないようにするために会えて敢行しました。もう私も若くないのでこの先自分の体にどんな事が起きてもおかしくない歳になり、あまり何でもかんでも首を突っ込むことはしたくないという…何にだ?(自分で突っ込む)…家人がわかりにくい課金は押さえたいというところです(笑)。


<本日の一枚>

ちょっと前の写真になりますが、大阪・USJ旅行を35mm一本で賄ってきたという中で撮れたUSJでの一枚です。

(f/1.8, 1/20, ISO6400, -0.7EV)

USJ・ホグワーツ城近くの「オリバンダーの店」の主。

まあISO6400の画には見えないですねえ。Lightroomにてノイズ処理はしてありますが、よくここまで仕上がるものかと自分でも驚いた一枚です。
α7IIIも1/20秒で頑張ってるとはいえ描写のできから見てもこのレンズのポテンシャルの高さを垣間見ることができる一枚ではないでしょうか。

(※撮影機材)
カメラ : Sony α7III
レンズ : FE 35mm F1.8

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久々の投稿で決めたこと…そして

なんと今日の記事はまる2年ぶりの投稿となってしまった(笑)。

今までGAZOOブログにての投稿が主であったのでこちらへはたまに書き込んでいた状況でしたねえ。でもこのGAZOOが2019年11月15日をもってサービス終了となってしまいました、まさにきょうが最終日なんですね。明日にはもう全ての記事は見られなくなってしまうのですよね…寂しい限りです。

というわけでGAZOOの記事の全てはgooへ移行を完了しており、過去の記事は見渡せる状態にしてあります。これで自分の日記を紛失したような気分からは開放されました^^。

そこでこのWordpressですが、ブログタイトル通り「デジカメsarashina日記」の基本に立ち返ろうと思います。

2009年に最初のデジイチを手に入れてからまさにワンジェネレーション・10年が経過しました。ようやく自分としてもある程度「気持ち良い写真」を撮れるようになってきたかなという自負も出てきたこともあり、これからこちらのWordpressへはきょうのタイトルではありませんが、散歩スナップや旅行でこれはという気持ち良さげなを一枚アップしていくことにしました。

より自分的にカメラ・写真に特化したブログにしていこうという感じです。幸いこのブログは固定ページが作成できるので現在も自分の所有するカメラとレンズを別々に分けて投稿してありますので、おいおいそちらも更新していこうと思います。

そこでgooブログでは日々の雑感などまさに日記的な使い方を、そしてこちらではカメラ・写真に特化した記事と「この一枚」をできるだけアップしていくという2本立てでこれから進めていくつもりです。


というわけでまずはここから始まりです。

きょうの1枚は…

Cobbyの散歩にて市役所近くのいつもきれいな花で楽しませてもらっているお宅の庭にて…残り少なくなったバラの一つにとても素敵な光があたっていたもの。

(f/1.4, 1/400, ISO100, -0.7EV)

カメラ : Sony α7III

レンズ : Carl Zeiss planar T*1.4/50 ZF

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Nikkor-O・C Auto 35mm F2…

「Nikkor-O・C Auto 35mm F2」絞りによる画のバラエティを楽しむレンズ。

これはまさに掘り出し物だった。

最初は[レンズ内ゴミあり]だしヘリコイドの軽さもアレっと思った。しかし使っていくうちに変幻自在の写りにどんどんのめり込んでいくような面白いレンズである。

初のオールドレンズでありF2とそこそこ明るい、開放での周辺減光などを楽しめればいいかなと言うくらいで使い始めた。

ところがどっこいf/4.0くらいに多少絞ってもピント域からアウトフォーカスになるボケ始めの近辺でさえモノの姿が消えそうなくらいなボケ方をすることがある、とても被写界深度を意識させてくれるレンズなのである。

今風のレンズと違いシャープネスについては『そこそこ』レベルかもしれないが悪くはない。

それよりも何気ない草などの質感を時々ゾクッとするような表現をしてくれるのです。

雨粒の残った草の質感は水物を魅力的に描くZeiss に近いものがある(笑)。そしてLightroomに取り込んでの現像作業ではイメージを膨らませてくれるようなソースを提供してくれるのです。

Ai改造済みレンズなので私のD700でも使えるのですが、このレンズは見っけもんでした。使えば使うほど魅力を発見するような楽しいレンズです。

今どきの大きい・重いレンズと違いそれほどシャープな画ではないですが、そうしたウィークポイントは光の使い方次第でいくらでもカバーできそうな魅力を持ったレンズです。ただしα7IIではそれほどシャッター切った時に振動がないので分かりませんが、D700に付けているとあの『カシャン!』という大きなシャッター音とともに支えている左手にレンズの揺れを感じます。ただブレてるかなと思って確認すると「ブレてない」ってな感じです(笑)。

45年くらい前の代物でだいぶくたびれてきたレンズなんだろうと思いますが、大事に長く使っていきたい一本となりそうです。

 

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Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D…

帰ってきた60mmマクロ「Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D」

かなり前に新型のGレンズの下取りに出してしまったものだ。Gレンズも写りは良かったのだがFX及びDXを使っているときでもその出番を「Tamron 90mm マクロ(いわゆるタムキュー)」に奪われてしまい結局GレンズもDistagon T*1.4/35購入時の下取りになってしまった経緯がある。Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8DはD300s使用時にとてもお世話になったレンズで(やはり35mm換算90mm相当)、当然のように花を撮る楽しさを教えてもらったレンズだ。

(2013/04/13:D300s)


ライティングを含め物撮りなどが面白くなってきた状況であの質感描写が得意な60mmマクロ(Dタイプ)への郷愁がふつふつと湧いてきたのである(笑)。

確かに「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」もシャープで質感描写もとても良いレンズではあるが、画角だけでなく描画については微妙に違って(言葉では難しいが)細部に亘って緻密に、そしてより立体感を増した写りをしてくれる感じだ。

何気ない風景・スナップでもそのあたりがはっきり出てくると思う…
(下の写真はすべてα7II使用)

コスモスの種を集める男性もそしてその背景の住宅もしっかりと描いてくれる。

毎年きれいな白い花を披露するハナミズキと雰囲気の良い窓との距離感もとてもしっかりと描写してくれます。

日が落ちる寸前の明かりの雰囲気もしっかり捕らえてます、この葉の質感と色具合もとても好きですねえ。

そしてマクロレンズお得意のシチュエーションでは実力をいかんなく発揮してくれます。

とても小さな花のシベや花びらの質感もとても良いです。α7IIとの相性も良い感じですね。

(α7IIでの)色の出方もしっかり私の思った通り素直に出てくれて私の好みです、ボケ方もタムキューほどの柔らかさはなくどちらかと言うと男性的?、でも嫌味のない素直なタッチだと思います。最初に使ったときから感じていたのだが、このレンズ金属を撮った時の質感が最高でそれ故に『男性的』というイメージを持っていたのかもしれません。

D700・α7IIどちらのカメラでもイメージをしっかり画にしてくれて頼り甲斐のあるレンズになりそうです。

 

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グレーカード…

グレーカードと言っても怪しいという「判定」のことではない、もちろんカメラ・写真の話である(笑)。

今までホワイトバランスには気を遣っていたつもりだったのだが、現像段階でいまひとつシャキッとせず苦労することがけっこうあったので「プロが使うんだろう」と敬遠していたグレーカードを仕入れてみました。

「銀一シルクグレーカード ver.2」というものです。

その筋では有名なものらしくホワイトバランスを調べているとあちこちでこのカードのことが「おすすめ」で出てきました、2千円くらいですね。ちょっと高い気がするが勉強のつもりでポイント使って楽天市場で購入。A4サイズで大きいです、小さくカットして使うこともできるので持ち運びに困ることはないですね。

さて使用感であるが・・・「ビックリ」である(笑)。

ここ何日か手持ちのレンズをカタログのように撮影していて、ライティング・三脚・レリーズ・背景と「物撮り」の練習のつもりできっちり準備して撮っていたのだが先述したように現像段階で躓くことが多かった、要は「色」である。クールにまたは温かみのある感じにアレンジするのはそれほど手間ではないが、大元である見たとおりの色が今一歩出てこないのである。

D700にてこのカードを使いホワイトバランスのプリセットで設定をしてから撮影に望んだのだ、α7IIのEVFではないからファインダー越しにはなんの変化も見られないが撮影後Lightroomに取り込んでからが驚きの連続である。第一に背景に使っている布の色からしっかりと「黒」が出ており、まさに存在感を増した見慣れた 「planar」 が目の前に現れたのである。

比較してみよう…カードを使う以前に撮った中で一番と思ったものがこれ、

一目瞭然ですね。(※撮影距離が違いますがどちらもD700にAi Micro-Nikkor 55mm F2.8Sを使い同じ環境で撮影したものです)

ホワイトバランスがしっかりしているとこれだけ「気持ち良い写真」となるんですね。まさに『驚き桃の木山椒の木』です(笑)。試しにこのホワイトバランスの設定値のままスピードライトにディフューザーを取り付けて手持ちで真上から同期させて撮ったのが下の写真です。

これまた渋い色合いで好みですねえ、Lightroomで各パラメーターを一生懸命操作してもまだまだ未熟なせいかこういうバランスの色合いは出ませんでした。

伴さんのお陰で露出(EVの理解)・ピント(被写界深度)の大切さを実感し、彼のHPの花の写真で「おおッ」と思った白い花が白い花として映し出されていることを見るにつけ若干迷路にハマったが、伴さんの言う「ホワイトバランスの大切さ」を今回思い知らされた結果となりました。ホント2千円でとてもいい勉強になりましたねえ。

よく聞かれるプロとアマチュアの差というのは『めんどくさがらない事』だというらしいのですが、まさにこれもそうした事例でしたね。いい写真を撮りたいのであれば手間を惜しむなということですね。

そしてグレーカード一枚セットするだけであとは露出がしっかりできていたためLightroomに取り込んでからが驚くくらい調整が不要でした、これにも大変驚きましたね・・・まさに急がば回れとはこの事。D700という古い機種なのでWBが多少暴れる傾向があることもあるが、カメラのSS・絞り・感度そしてWBをしっかりコントロールしてやれば思い描いた画が撮れるという実感を得られた気がします。

益々我が愛機「D700」が可愛くなってきました^^。

 

※ カメラ:D700
レンズ:Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S

 

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レンズで見る2017Cosmos-road…

10月の連休を最後に富士見市のコスモスロードも終焉を迎えました。

休みで写真を撮りに出掛けられたのが4回ほどでしたが、そのうち半分は太陽が出てくれてなんとか良い写真も撮れました。毎回違うレンズを持ち出しての撮影でしたがとても面白かったですね。

こういう撮影スタイルは初めてでしたのでそれぞれのカメラ・レンズでのベストショットをまとめてみたいと思い、それぞれの写真を振り返ってみました。


9/24、オールド「Nikkor-O・C Auto 35mm F2」カメラはα7II(曇天)。

お気に入りを若干手を入れてみたら面白い画になったのがこちら…


10/01、Sony 「SEL2870」カメラはα7II(晴天)。

ちょっとオーソドックス過ぎますかね(笑)…


10/6、「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」でカメラはD700(曇天)。

最短撮影距離で撮ってます。


10/8、同じく「Ai Macro-Nikkor 55mm F2.8S」でカメラはα7II(晴天)。

昆虫オンパレードですが…


10/9、同上の組合せ「Ai Macro-Nikkor 55mm F2.8S」(晴天・早朝)。

この時は光の具合が良かったですね、やはり朝は良いです。


おまけは10/9午後の「Zeiss planar T*1.4/50」をα7IIで(晴天)。

コスモスロードではないのですが安心のPlanarです、かなりコントラスト上げて絵のようになってますがまさに自在に変化します。

テーマは逸れますが、この組合せは好きですねえ。モノクロも気持ち良いですよ。

そしてキラリと光る緑もイメージ通りに仕上がります(立体感も)。


今回は不思議にTamron 90mmマクロの出番はなかったです(笑)、オールドニッコール「Nikkor – O・C Auto 35mm F2」も開放の柔らかさより絞ってピント面のシャープさとボケのコントロールが面白いし、緑の草のしなやかさなどはZeissと違ったNikonの素晴らしさが出ている感じ。

そしてキットレンズ「SEL2870」も安いレンズで立体感に乏しい割にしっかりファンタジー系のSonyらしい色を出してくるのでRAW現像が面白いです。

そして今回新参者の「Ai Macro-Nikkor 55mm F2.8S」はD700でもα7IIでもシャープな画を披露してくれました、若干ボケは好みから外れますかね(笑)。やはりハーフといえどマクロレンズ、絞りのコントロールが要かなという感じです。

ちょっと惜しまれるのはα7IIでの「planar T*1.4/50」で晴天時に撮っておけばよかったかなというところでしょうか。

 

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Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S…

9月末辺りから気になっていたレンズ、現行製品で息の長いものだがシャープな写りで人気のレンズだ。だがどういうわけか中古の数がとても多い。1万強~3万円まで星の数だ、つまり選び放題ということだ(笑)。

はじめ数の多いカメラ通販サイトのキタムラで1.3万の並品を頼んでみたのだが、これが見事にハズレ!レンズ内にゴミが多いとか曇りやスカスカのヘリコイドなどだったらまだ諦めがつくがなんと「ヘリコイドが回らない」まさにジャンク品のようなものだった。これには腹が立って直ぐに返品、理由を伝えよというメールを出したくらい頭にくる商品だった。

取扱店のずさんなチェックで申し訳ないという謝罪のメールが送られてきましたが、なんともひどい話だった。次がある時は車で15分ほどの実店舗へ配送してもらい手にとって確かめてから購入することにした。もちろん今回は返品して「キタムラからは購入せず」でした。

たまたまのぞいたMapCameraさんの方に業者にて内部の清掃まで済ませた良品クラスのものがあったので1.8万ほどしたがこちらをゲットすることとした。

年季が入っている品だがさすがに点検・整備済みの品でこちらはアタリであった。ヘリコイドのグリスの効き具合も最良で新品かと思える「程良い重さ」だった。

さすがに鏡胴のテカリ具合はいぶし銀並み(笑)、絞りや距離標の刻印もハッキリしていながらいい具合のかすれ様でグッドチョイスだった。

マクロレンズと言っても『ハーフマクロ』だそうだが、55mmでハーフマクロなので寄れる標準レンズとして使い勝手はとても良い。

ただし写真のようにレンズが奥にあるからといって先日フードを付けずにコスモスを撮っていたら2枚ほど太陽を写し込んではいないのにもの凄いゴーストがでた(笑)。ただしこれも表現の一部に使えるようになればとても面白いと感じさせる写りだった。


どちらを見ても普通のゴーストらしくないですよね、凄いんだなあ(笑)。

予想できないかというとそこはα7II、EVFではちゃんと見えてました。撮ってる時は光学ファインダーのつもりでシャッターを切ってましたので、PCで見て「ああそうだEVFだったんだ」と妙に納得してしまいました^^。

※追記
この強烈なゴーストの原因はこのとき使っていたマウントアダプターの内面反射によるものと判明しました。後日アクリル・ガッシュを使ってアダプター内部に艶消し塗装を施したあとはこうした現象は起きていません。

その前日までD700で使っている時はかつて「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」で使っていた金属フード:HS-9をちゃんと付けてたんですが…

油断大敵ですね、レンズプロテクターは一切使ってないのですがやはりフードは上記の写真ような晴天時は付けたほうが『吉』という勉強をさせてもらいました(笑)。

写りの方は評判通りとてもシャープで好感が持てます、ただ使用感としてはさすがにマクロレンズでヘリコイドの回す量がとても大きいと感じました。マクロ的に使う時は微調整が楽で良いかと思いますが、スナップ・風景ではplanar T*1.4/50使い慣れた身にはちょっと邪魔くさい感じですね。

上のゴーストがでた時に撮った良さ気なカットを幾つか貼ってみます…





色の出方もセンサーはSonyでも使い慣れたNikonレンズという感じでGood、マクロなんで絞りの感覚が少し慣れが必要かなという感じでしょうか。花みたいに近いものなど平気でf8で撮っても背景のボケ具合(被写界深度)がちょうど良かったり、まさにマクロレンズですよね。

ちなみにD700での写りがこちら…


(↑撮影最短距離で撮ってます&この日は曇ってました)



Sony純正のZeiss 55mm(Sonnar)は要らないかなと思えてきました…ちょっと強がりです(笑)。

まあしばらく使い込んでみます…

 

※ カメラ : α7II

レンズ : Ai Macro-Nikkor 55mm F2.8S

 

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オールドニッコールでコスモス…

9/24(日)午後の散歩はCobbyと富士見市のコスモスロードを散策してきました。

この時期いつも散歩で使う川沿いの(サイクリング)ルートの両側にたくさんのコスモスが咲き乱れます。ここ近年は随分と知名度が上がり地元以外の方も見に来られるようでマクロレンズを付けてコスモスと向き合うカメラマンも随分と増えてきました。

ホントは天気の良い午前中が良いかなと思うのですが、仕事柄どうしてもCobbyの午後の散歩というタイミングになってしまいちょっと残念なのですが・・・。でも上手くきれいな夕陽が出たりするとこれまた最高の景色が見られるのでどっちもどっちというところでしょうか。

川沿いにはこちらにもまだきれいな彼岸花がチラホラと散見できました、元気なものがけっこうありCobbyと土手を降りて服を汚しながら撮影です(笑)。

こちらは帰り際のもの…

この日は青空が若干見え隠れするくらいの曇り気味の天気でベストではなかったのが残念、まあそのおかげで赤い色はきれいに出ましたが。

さてさて本命のコスモスの方ですね、実はコスモスが伸び始めてまだ花が付く前頃にどういうわけか一回すべて50センチくらいにきれいに切り揃えられていました。

想像するに道路の幅が狭くなるくらいに張り出してしまうのを防ぐためのようですね。実際にこの日見ても花はちょうどいいくらいの高さに咲き揃っておりました。でもボリューム的にちょっと不足しているかな・・・いつものように最盛期には溢れんばかりのコスモスという光景が素敵だと思うんですが・・・。

先日の「この木なんの木公園の(マルバヤナギ)の伐採」といい富士見市は何を考えているのか分かりません。このコスモスも張り出してくるコスモスを押さえるために細いロープを張る作業を端折りたくてやっているとしか思えないんですよね。なんともお金をかけるところが違うんじゃないかと思えて仕方ないです。

とは言えコスモスはしっかりきれいに咲きだしております^^。



今回は白いコスモスがとてもきれいで目立っておりました、

もちろんたくさんのミツバチも盛んにお仕事に励んでいました…

盛りが過ぎている時期ではないのですが、やはりボリュームは足りなかったかな。いつもの半分くらいに感じます、でもきれいです(笑)。

ほんとこの白いコスモスにはきれいなものがとても多かったですね。

じっくり見ていたら太陽がだいぶ傾いてきました^^;)、きれいな花びらを透けて輝く太陽を撮りたかったのですが今回は無理みたいです。


この辺で一度休憩を取るため「この木なんの木公園」へ、いつ見ても悲惨な切り株で胸が痛くなり最近はあまりここへは来ないのですが…、Cobbyも心なしか神妙な面持ちです。

見ると切り株の中央の穴にゴミがけっこう捨てられて・・・悲しいですね。まずはこのゴミを片付けてから休憩です。オヤツと一服で一息ついてからきた道を引き返します。

この日はきれいな夕焼けは望めないような感じの空でしたが、でもコスモスの方は少し見えてきた青空とのコラボでとても爽やかでした。

帰り道は少し暗くなてきたのでオールドニッコール・f2.0の開放でコスモスを。


暗くなるとボケが若干汚くなります。この日一日オールドニッコールでコスモスなど花を撮ってきましたが、カメラのせいもあるかもですが絞って使った画がとてもシャープでいい感じでした。f2.0~f4.0くらいでは当たり前ですが主役と脇役の距離をどうコントロールするかで良し悪しが決まってきそうです。その辺がとてもシビアでかえって面白いですね、このオールドニッコールは。絞り開けて柔らかい絵を楽しむだけではない所が良いかななんて思います。

この日一番のお気に入りのコスモスがこちら…

主役の白いコスモスがとてもシャープでまわりのピンクのコスモスが色の対比だけでなくなだらかなボケでも主役を引き立てていると思います。

1万ちょっとの(レンズ内小ゴミどころか「ゴミあり」の)オールドレンズだが、今回の撮影でちょっと見直しました^^。使い込んでみたくなりますね…使い所というか長所がちょっと見えてきた感じです。

 

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Zeissな日々…難波田城公園にて

9/21の休日ようやく天気の良い日に休みがぶつかったので午後にCobbyの散歩を兼ねてレンズやカメラを新調した時にテストで使う『難波田城公園』に出掛けました。

青空がとても気持ち良い一日でしたねえ。

柿の色付きはいまひとつでしたが空の雲がとても秋っぽくなってきましたので写真が少しカラッとしてきました^^。キバナコスモスも少し強めの風になびきながら素敵な姿を見せてくれました。

やはり背景の雲がとても良いですこの雲を入れたくて中腰になったんですが風に揺れるコスモスにピントをあわせるのに苦労して腿と腰にかなり負担がかかり恥ずかしながらちょっとフラッときました(笑)、撮り終えて横を見るとCobbyが反対側を向いてお座りして待ってました、いつも楽しみの散歩の邪魔をして申し訳ないと思っております^^;)。

いつもきれいな花を植えているお百姓さんのところではまたもやきれいな花を発見、なんという花ですかね?

そして公園か見えてくる頃には畑の周りにたくさんの彼岸花がこちらでは今が盛りとばかりに咲き揃っています。家の近所の公園はもう終盤過ぎて見るも無残な姿になってましたが、やはりきれいな状態の彼岸花がたくさんあるとある種絶景ですね。


こんなに綺麗に咲いているのを知っていたら早起きして朝日に輝くところを撮るんでした…残念。

公園入口にあるコブシの木にはちょっと小さめなトンボ2羽が枝を離れては留まり離れては留まりを繰り返えしてました、ファインダーを覗いてフォーカシングしているとなんだか『早く撮って』と言われているようでおかしかったですね。

ここで赤い自転車が目に止まり前回彼岸花と一緒に赤でまとめた物を撮りました…

そしていつも試し撮りする時は古民家の入り口とセットで撮るんですが、今回は人がいなかったので古民家通りを入れて昔懐かしい赤いポストを一枚いただきました、なかなかいい雰囲気ですよね。このアングルは今まで気づかなかったですが次の機会に角度・高さなどもう少し詰めてもいいかなと思いました。

Cobbyのせいにすると可哀想なのですが、カメラの位置がほんの少し違うだけで写真の印象は随分と違ってきますからベストポジションを探るために何枚も撮らないとだめですよね。なんたってCobbyくんは草むらの匂いを嗅ぎたくて急かすんですよね、撮影に本腰入れるような時はついつい散歩も長丁場になってしまいます(笑)。

前回見つけたとても雰囲気のある五右衛門風呂も外せません、午後4時過ぎの古民家の中でとても暗いのでここはいつも絞り開放(f1.4)で撮ります。

ここは光の入り方がとても良くてこうしてとても柔らかな雰囲気で撮ることができます。ただ前回同じplanar T*1.4/50を使ってD7200で撮ったのですがお風呂の蓋までピントは行ってました。やはりAPS-Cでの35mm換算:75mmの画角に合わせて撮ってもセンサーサイズと被写体までの距離の違いがはっきり出てフルサイズは蓋あたりがボケてくるということですね。

そして今回α7IIの実力を如実に発揮したのが古民家の室内を撮ったものでした、まさにplanar T*1.4/50の面目躍如とでも言ったら良いのかその場の空気感をしっかりと写し出しているようで驚きです。

逆光気味のスタンスでしたのでハイライト部分に合わせて-1EVほど露出アンダーで撮ったのですがLrにての現像時にシャドー部を少しずつ上げていくと影の部分の情報がしっかりと残っており、自分的にも見事な仕上がりになりました。ぜひ拡大してみて欲しいですね、これぞ私的『気持ち良い写真』の一枚です(笑)。

もう一枚は広場に接した古民家の方で普段は一番人が賑わうところです、この日はもう閉館直前くらいだったのでほぼ人は皆無でした。艶のある床と奥の畳の空間の柔らかいボケによりちゃぶ台が見事に浮き上がってきます。なだらかなボケもplanar T*1.4/50ここにありみたいな感じです^^。

とてもいい感じです、って自己満足してますがどんなもんでしょうかねえ。少なくとも自分がこう出来上がってほしいという画が出ております。イメージ通りと言えばいいんでしょうか・・・ハイ。

そしてこれもそうなんですが、傾き始めた西陽を受けて輝く稲とギリギリ影になりだしたカカシたち。そのコントラストをまさにイメージ通りに切り撮ってくれてます。

今までD700などの一眼レフを使っていると光学ファインダーはとても慣れて見やすいのですが出来上がりをイメージしながら露出を決めてシャッターを押すという行程ですが、このミラーレスのEVF(電子ファインダー)はある程度出来上がりを確認しながら撮れるというところが凄いですね。まだまだどちらも私には一長一短なのですが・・・。

こちらの一枚はある意味情報を破綻させずに撮るだけ撮って現像時に手を入れて仕上げなければ見られる画にはならないだろうなというものです。パッと見どちらかと言えば『汚い画』なのです、盛りを過ぎたどころか一部の葉以外枯れてそろそろ片付けられる寸前のようなどろどろしたシーン(古代蓮の池)ですので。

さすがにplanar T*1.4/50、少し残った池の水に写る青空然りなんとか生気の残った上に伸びる葉の緑と張りなどしっかり写し撮ってくれてました。願わくば枯れ葉と緑の葉がもう少し整理されていればなあというところです、もう一週間くらい後に来れば「そこはかとない寂しさ漂う」写真が撮れるかもです。

そして今回はさんざん連れ回されたCobbyくんの一枚、やはりf2.0あたりが雰囲気の良い写真となりそうです。

そうそう、つい最近Cobbyはトリミングに行ってきました。お姉ちゃんが顔周りを少し切りすぎたのでそれに合わせてボディの方をカットしたので毛足3mmという短めになっちゃいました、とても若返ったCobbyです(笑)。

帰りに再び通った畑の彼岸花は夕陽を受けてとはいかず、太陽が落ち加減の中の一枚になりました。

でもその分「赤」がしっとり落ち着いた色に出て良かったかと思います。

こうして午後3時過ぎから日が落ちるまでCobbyとスナップして歩きましたがα7IIの良いとこばかりではなく初代ではあまり気にならなかった負の部分も見えてきました。AWB(オートホワイトバランス)ですかね、少し先代より右往左往する感じがあります、現像する時けっこう目立ちました。今度はオートではなく太陽光で撮ってみますかね。

先代のα7とセンサーは変わらないかと思っているのですが、IIになってから色を含めた画質がけっこう良くなっていると思います。ずっと同じレンズ(planar T*1.4/50)で見ているので間違えないところかと・・・まあ結果として良かったです。

こうなると「高度な散歩カメラ」のつもりだったのですが、これからの時期出掛けて紅葉など撮ってみたくなりますね。もちろんその時はぐっと安定して使えるDistagon T*1.4/35を付けて撮りますかね。

 

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